リファラルでの応募だと、通常応募よりも採用となる確率は高いです。
紹介する側の人間が、ある程度人間性やキャリアを把握しているため、一定の基準はクリアしていると判断できるためですね。
そんなリファラルでの採用面接で失敗し、不採用となった体験談をご紹介したいと思います。
紹介者から実質2次面接が最終面接と言われる中で、2次面接にて不採用が確定しましたので、最終面接前の人にはお役に立てるかもしれません!
Contents
リファラル採用面接に応募した企業概要と募集要項
まずは応募した企業概要と、募集要項です。
企業情報: | 大手外資系企業 |
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募集職種: | 金融系エンジニア |
リファラル採用面接のステップ
一次面接での面接官はプロジェクトマネージャーです。
直接お会いして、面接開始となりました。
二次面接官は事業部長です。
WEB面接で、相手が指定時刻になったタイミングで面接は開始されました。
一次/二次ともに、面接官は事前に連携してある履歴書/職務経歴書を、PC上で確認しながら質問してくる形式でしたね。
一次面接の会話内容
まずはご自身の経歴含めた自己紹介をお願いします。
IT業界歴は12年と少し、金融業界の経験は約10年程となります。
直近ではマネジメントを中心とした、PLやPMOのポジションで現場に参画しています。
それでは金融業界での経歴について詳しく聞かせてください。
生保での経験は〇年、銀行での経験は△年とありますが、この間リーダー経験があるのですね。
生保ではプロジェクトリーダーとして、進捗管理、品質管理、顧客調整を▲年程担当しておりました。
得意な言語は経歴によるとVB系になりますか?
以前はJavaでの開発も行っていましたが、現場レベルでの経験としては少し遠ざかっています。
何か書籍等で情報収集はされていますか?
別途、書籍でも情報収集は行っています。
それでは話題を変えて、転職理由と当社への志望動機をお聞かせください。
何年も前から自社商品の開発を掲げてはいますが、実現の見通しが立っていません。
ですが、経営者と一社員の立場であると俯瞰してみて、今の会社に縛られる必要はないと気づいたことも、転職に踏み出した理由となります。
最新の海外トレンドや、最新技術の導入事例など、内部にいることで触れられる情報に興味があります。
ではご自身の得意な領域と苦手な領域、強みと弱みなどについて教えてください。
例えば現場でうまく進まない事があるとき、会議の場でいきなり発言するのではなく、事前に根回しをしっかり行っておいて、進むべき方向へプロジェクトを導いていく。
そのための事前準備を行っておきます。
設計する際に必要となるベースの知識があれば問題ないです。
1点目は、入社となった場合の参画可能性の高いプロジェクトについて、規模やメンバー構成、役割についてご教授いただければと思います。
改善意識高く、現場では縦横関係なく意見を言い合える環境です。
入社後研修でその点はしっかりお話があります。
ぜひ御社の一員となって、一緒にプロジェクトを成功に導いていければと思います。
希望年収に関しては、履歴書に記載の内容で間違いありませんか?
入社可能時期も記載の通りで良かったでしょうか?
一次面接総括
会話のキャッチボールが出来ていて、感触も非常に良かったです。
事前に想定していた問答の内、9割は予想通りでしたので受かる自信はありました。
二次面接の会話内容
(WEB面談でカメラを見て)和風な雰囲気ですね。
どちらから参加されてますか。
どうぞよろしくお願いします。
ですが、経営者と一社員の立場の違いを利用して、恩義に思わせて会社に縛っておく考えもあったんじゃないか、と思うに至りました。
本質的な転職理由は別にあるはずですが、どうですか。
現在の会社では、言葉は悪いですが意識の低いメンバーと上司ばかりで、仕事に対するモチベーションが低いです。
ですので、何年も目標を達成できない状況が続いています。
根本には環境を変えたいという事があって、次に今の会社に縛られる必要はないと気づいたことが理由で、転職に踏み出したという流れになります。
その点はご了承いただけますか?
生保での経験は〇年、銀行での経験は△年とありますが、生保での経験が長いですね。
どのようなポジションだったんでしょうか?
最後の4年間はプロジェクトリーダーとして、進捗管理、品質管理、顧客調整を担当しておりました。
VBA、VB.Netを最も得意としていますが、Javaについても開発経験があります。
最近は自宅でpythonについても学習しています。
どうして年収800万円を希望されるのでしょうか?根拠はありますか?
一般的な指標・ステータスとして、年収800万円が挙げられることも理由です。
家族を養っていくためにも必要となります。
入社可能時期も記載の通りですね。
ではお聞きしたいことは聞けましたので、最後に何かご質問ありますか?
縦横で自由に意見が言い合える所も良いのかなと。
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面接官側のネットワークが突然途切れ、1分程中断する。
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貴重なお話ありがとうございます。
○○さん(面接官)と、いつか直接お会いしてお話しできればうれしいですね。
ありがとうございました。
二次面接の総括
二次面接は最初から会話がチグハグで、違和感のあるコミュニケーションになりました。
これまで経験のないWEB面接だったことも一因と考えられますが、完全に準備不足です。
失敗の原因は、
・希望年収に根拠がなかった。
・面接終盤で良くない感触と分かっているのに、挽回しなかった。
・前日に睡眠を充分に取っておらず、頭が回っていなかった。
と自己分析しております。
今回の失敗に対する対策としては、
・希望年収については、市場価値を計るツールの結果が、希望年収だった旨を伝える。
・面接終盤では、自己アピールと入社への想いを伝える。
・面接前は睡眠を充分に取って、物事を冷静に判断できる状態にしておく。
などでしょうか。
まとめ:リファラル採用面接の準備は超大事
二次面接は完全にこちらの準備不足でした。
リファラル採用という事で落ちることはないと、どこかに油断がありました。
紹介者から2次面接官のキャラクターを聞いていて、世間話程度だろう旨を聞いていたのもまずかったですね。
▼面接官には結論から先に話し、会話はシンプルにする。
▼既に面接に失敗した感触があるなら、最後のアピールで挽回を試みる。
▼万全な体調で面接に臨む
振り返ってみると当たり前の事なのに、準備をしていないせいで、人生が大きく変わってしまうこともあります。
面接時間は長くても1時間程度ですので、自分の人生を凝縮させて伝える必要がありますよね。
そのための準備は万全に行い、何度もシミュレーションしておくことをおススメします。